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新高校1年生の春期講習会について【その3】

2024/03/19
 高校入学前は、とりあえず塾には通わず、学校の授業と自学自習のみで高校生活をスタートさせようとしていました。南高校でも自分の能力がある程度通用するのではないかという自信と、南高校の授業さえちゃんと受けていたら難関大学レベルまでの力が付けられるのではないかという期待があったからです。しかし、・・・

上記は、ある卒塾生の体験記の抜粋です。
当然、「しかし」という接続詞は逆説を意味し、この後現実は逆であったということになります。

子供の気持ちや、人としての思考は十分想像できます。
また、どんな人でも過去の成功体験をもとにして判断し、生きています。これは普通に理解できますし、当たり前のことでもあります。

「自分の能力で十分に理解でき、練習(家庭学習)もし、合格を得た!」という15才の成功体験が、高校ではまったく通用しません。例えるなら、「10cmの高跳びは十分跳べた。だから、次も跳べるだろう!」です。しかし、用意されていたのは、突然の10mの高いハードル。桁違いです。10cmのときの経験や、やり方が通用しないのは当たり前です。

毎年、高校1年生に尋ねてみると、高校数学の中学数学と比べて「早さはおよそ100倍、何度は10倍」と答えます。(「10cm→10m」は100倍。例え話なので、100mの高跳びの方が良かったかも、ですね。

優秀だった親御様には理解しづらいかも知れませんが、昔から高校数学を簡単にできる生徒はごく一部です。しかも、その一部とは、授業を真面目に聞いていた生徒のことだったでしょうか。むしろ、現実は、できない生徒こそ懸命に授業を聞いて、指示に従っていたりするものです。学年トップクラスのできる生徒とは、授業があろうがなかろうが、できる生徒だったりします。今も、昔も。。。
逆に、授業を真面目に聞いている生徒は、みんな(高校の学習内容)よく理解し、スイスイと解けるようになっていたでしょうか?有数の進学校に通っていた生徒たちは、たいてい中学内容は余裕で出来たいた生徒、勉強が得意だった生徒たちです。自信とヤル気に溢れた生徒たちだったはずです、が・・・。

自信とヤル気は大事です。しかし、それだけで、この世の色々が思い通りになるわけではありません。高校数学は、その代表の一つでは。

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